接骨院の立場から、健康寿命を考える。

実は、今後、保険診療をどう扱うのかを、非常に大きな課題と捉えています。
接骨院の立場から、体のメンテナンスの重要さに目を向けると、従来の怪我や痛みなどに対処していくだけでなく、どうやって健康水準をあげ、健康寿命をのばしていくのか。そういう施術の方向性を考えた時に、保険診療の限界と、向き合わざるを得なくなっています。

来院される皆さんも、「健康保険が使えないならやめておきます」「健康保険が効くと思って来たのに・・・」という方がいるかと思えば、「お金はいくらかかってもいいので、この痛みを何とかして欲しい!」「一番いい治療をして欲しい」という方も居られ、これは、それぞれ接骨院をどう捉えているのかで違いがあるように感じられます。

接骨院が保険診療でカバーできるのは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの怪我に対する治療です。これらの怪我に対しては、整復・固定・電気療法・冷罨法・温罨法・後療法で対応していくことになり、ある一定の水準で治療をしていく。そんな意味では、どこに行っても同じ治療内容になっていきますし、同じ効果を想像して来られるのではないでしょうか。

「一番いい治療を……」と言われる方の場合は、とにかく今の痛みをなんとかするために、藁にもすがる思いがあると想像されます。
実際に、私もギックリ腰の経験があり、それでも仕事をしなければならず、大変な思いをしたことがあります。
こんな時は、どんなに高くてもいいから魔法をかけて欲しい思いになります。

そうなるとやはり、痛みが起こってからというよりも、予防の重要性について考えることになります。
予防の治療というのは、なかなかひとそれぞれで、自分で健康管理をしっかりできる人もいますが、忙しい日常の中で、とにかく体に鞭を打って働く人もいます。
日常から疲労を回復させることに気を配ることは、健康を維持するためにも大切なことです。
疲労困憊してしまう前に、定期的な体のメンテナンスで健康に気を使うことが、病気や怪我の予防につながる重要なポイントです。

ゆめたか接骨院が実行できる体のメンテナンスは、体の歪みをとり、神経と血液の流れをよくすること。筋肉を柔らかくし自律神経の働きをよくすること。筋力をつけ正しい状態をキープできるようにすることです。
この3ステップの流れで、ぎっくり腰や、慢性の痛みの根本改善、予防につなげていきます。
これはつまり、体の構造に合わせて、左右対称の動きであること。左右対称の筋肉の柔らかさであること。この二つの条件を満たすように整えていくことにつながります。
そのために、骨格矯正を施し、筋肉を手技でほぐしていき、最後に、筋力が発揮されるように、ストレッチなどをしていきます。
この流れを継続することで、気がつけば痛みを気にしない生活が手に入るのです。

しかし、これは怪我などに対処するという施術ではないので、当然、保険ではカバーできない、自由診療となってしまいます。
多くの接骨院では、患者様満足を図るためにオプションとして、特別な手技や治療器を用いて施術を行っているのではないでしょうか。
保険診療について考えるというのは、同時に、これらの自由診療の範囲の施術を、どの様なイメージで理解してもらえるのかにも関わってきます。

ゆめたか接骨院の自由診療は、保険診療ではできない根本改善を狙っていきます。
まずは、今の辛い痛みを改善し、それから先、二度と辛い思いをしないように、予防の治療に入っていきます。そして、今から10年後、20年後、30年後も健康で、元気でいられるような体づくりで、皆さんに寄り添っていける。そんな診療体制を実現していきたいと考えています。