対応力を上げれば、患者満足度があがる

お笑いのやり取りの流れを見ていて、ふと考えることがあります。
M-1のミルクボーイだと、ヒントを聞いてあげることから正解を導いていく。この流れの中に、こうならこうと言った連想ゲームのようなところがシステム化されていて、そこが面白いようです。
ペコパだと、ボケに対して突っ込まない、そうだとも言えない・・・となり、舵を急に変えていくような感じです。
二者に共通しているのは、その人に合わせた対応を、気を使いながら行なっているようなイメージに見せていることです。

我々、施術家も一人一人に症状に合わせて手の施しも変え、言葉も変え、話す内容も変える必要があります。
患者様の症状には、その人の生活や性格が現れていたりするからなのです。
それを無視して、こちらが考える通りいっぺんの施術を行うだけでは、ただ「やってもらった」という感覚だけが記憶されます。

しっかりと印象にのこる施術を行うためには、その人の症状を体の歪みと筋肉の緊張度から推測し、原因を分析することが重要になります。
それができないとアプローチの手段を間違えてしまうからです。
まずは、体の見立てをすること、これが歪みチェックなどの検査になります。このような歪みがあるので、骨盤から矯正していきます!となると、腑に落ちる施術ができるのです。

ゆめたか接骨院のクレドに「対応力」という言葉があります。
『自主性を重んじて、様々な状況に臨機応変に対応します』
スタッフ全員で、これを唱和しています。
もっと深くいうと、瞬時に困っている人を見たら、手を差し伸べることができること。気の利いた一言をすぐに言えること。これらを日頃から心がけていることで、仕事のあらゆる場面で対応力が求められた場合に、力が発揮されます。
もちろん、その人にとって良い対応とは時と場合により変動するので、様々な経験を積むことがこの力を育みます。
冒頭のM-1に出場する様な芸人の皆さんでもそうだと思います。日頃からの練習や経験から、あのネタが生まれています。我々、施術家も日常生活から対応力を磨くことで、患者様が十分に満足される対応が可能となるのではないでしょうか。

ということで、接骨院に来院される方のお悩みは千差万別です。あらゆる対応ができるように、施術家は日々精進、技術向上に努めなければなりませんね。