できれば、縁がない方がいいんですが、ギックリ腰の時に役立つのがコルセットです。
それこそ、少し動いただけでもピリピリと痛みが走り、動けない、腰が伸びない、なんて辛い経験のある方も居られるのではないでしょうか。こんな時に、腰にガツっと巻きたくなるのがコルセットです。
関節は何か巻いてあると固定され動きやすくなるものです。また、腰の場合、コルセットで腹圧をかけることで、腰が伸びやすくなります。
ギックリ腰になると、お尻を突き出したような歩き方になってしまいます。これは、腰の筋肉が硬くなり伸ばせなくなるからです。また、内臓の重みでさらにお腹が前に突き出るのです。
そんなギックリ腰の正体とはズバリ!腰の関節の亜脱臼です。捻挫以上、脱臼未満、そんなイメージです。
腰の関節がわずかにずれた状態、そして筋肉に傷がついた状態です。魔女の一撃と言われるほどの症状ですから、ギックリ腰になった当日は氷で冷やすべし!です。
これを解消するために、お腹の方から圧をかけ、腰の負担を減らそうとするのがコルセットの役割なのです。ということは、お腹が急激に出てきた人や、腰の痛みの原因が骨盤の前傾(前に傾いた状態)にある人は、日頃からコルセットをしておくと、激痛の予防になります。
また、骨盤矯正やマッサージなどの施術効果を持続するためにもコルセットでサポートすることが選択肢の一つになります。
そこで、コルセットを日頃から使っていると筋力が落ちる?と思っている方もいます。これは2008年に論文にもなっているんですが、健康な人が3週間コルセット着けても筋力が低下しなかったということが報告されています。つまり、コルセットを着けていても運動量を落とさなければ、筋力が落ちる心配はないのです。
未病の治療という言葉がありますが、ギックリ腰は経験したくないですよね。そのためにも、ゆめたか接骨院では、予防の観点からも考えて、腰の関節や骨盤のズレを最小限に抑えるためにもコルセットをおすすめする場合があります。