手技について

コミュニケーションについては、院内でも結構頻繁に話題になります。
治療にあたって、しっかりと説明ができること、また施術していて状態を確認すること。こういったコミュニケーションを重視しています。

ところで、整体や接骨の治療には様々な方法がありますが、一番の効果は「手」の技にあると言われています。
どんなに素晴らしい医療機器が登場しても、やはり手技に勝るものはないと言われます。
それはなぜか?
これも、コミュニケーション。手によるコミュニケーションに要があると考えています。

バスケットボールでも、選手がナイスプレーをしたり、試合中に緊張がみなぎる瞬間があると、ハイタッチをしたり、拳と拳を合わせたりして手のコミュニケーションをとる光景が見られます。
実は、これを行った時と行わなかった時とでは、勝敗に大きな差が出るというデータもあります。
それだけ、コミュニケーションは重要で、言葉だけでなく身体を使ってのコミュニケーションの効果というものが伺い知れます。
治療の現場でも、「仏手仏心」と言われます。
「仏の手と仏の心で施す!」これが重要と、私も教えられてきました。なかなか仏とまではいきませんが、コミュニケーションについて考えていくうちにまた、「手技」についても、いろいろと納得が深まっていくものがあります。

治療家として、確かな技、技術力はもちろんのこと、心を込めたコミュニケーションも大切な鍵になりますね。