接骨院に就職すること

「目指せ、柔道整復師!独立開業もできる国家資格」ということで、志しを接骨院の先生に向ける方は多いのではないでしょうか。
私自身、公務員からの脱サラで専門学校へ行き、国家資格を取得しました。
その後、現在のゆめたか接骨院を開業し独立したわけですが、柔道整復師の最近の傾向としては、接骨院の開業の他にも、活躍の場は広がっている様です。

病院でのリハビリ
スポーツトレーナー
介護施設
など

そんな中、接骨院で働く、就職するということは、どういう意味を持つのでしょうか?
まず、独立開業を考える方にとっては、自分の理想とする接骨院を探すことができると考えます。
お手本、モデル、そんなイメージです。逆に、これはやりたくないな〜なんてこともあるかもしれません。
いずれにしろ、自分の将来に繋がるヒントが、山ほど理解でき、また体験できるでしょう。
また、接骨院で働いていても独立をせずにこのまま、分院長を目指す!という先生もいます。分院長はさらに上の幹部を目指す!ということも。こうなると、接骨業界も組織づくりが課題となってきています。
採用した先生をいかに教育し、その先生に適応した未来を創造できるかが重要な鍵になってくるのです。せっかくとった柔道整復師の資格を最大限に活かすために、そして、今よりも幸せになるために、様々な取り組みと勉強を積み重ねることが、本物の柔道整復師の存在の意味ではないでしょうか。

改めて何を覚えるのか
接骨院で働くということは、一般の会社と同じように、社会人としての教育を受けます。
それに加えて、治療家としてのスキルや人間力を高めていく必要があります。ゆめたか接骨院では、人材育成だけではなく、人格形成も視野に入れた教育や研修を行なっています。
改めて覚えていくこととして、

社会人としてのマナー
5Sの基本(整理・整頓・清掃・躾・清潔)
治療スキル(外傷・慢性・各症状)
接遇

などです。
実際に臨床現場での対応というのは、教科書通りにはいきません。
教科書にはない対応も患者として来院された皆さんひとりひとりの様子を伺いながら、判断していくことが求められます。
ということは、自分の知識や経験が問われ、引き出される場所が臨床現場なのです。
改めて覚えてもらいたいことは、結果、考え方といいうことになります。何を考え行動しているのか、何のためにその行動をとっているのか、などを真剣に覚えていきましょう。